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N (lowii x boschiana) x [(lowii x veitchii) x (sibuyanensis x xtrusmadiensis)] EP

園芸植物のブームについて考える。
現状でパッと挙げられるのは大昔のオランダのチューリップ、日本だと東洋ラン、ハオルチア、メセン、コーデックスとかか。
正確にはハオルチアとメセンは中国でのブームの煽りを受けた需要の拡大が原因と言うしかないけど。
チューリップにしても東洋ランにしてもその他に於いても需要があってなおかつものによっては価格が高いという問題から来ている。
結局大なれ小なれ投機の対象になりうるかと言う話。
多肉植物はともかく、ウチョウランなんかの東洋ランは当初栽培法も増殖法も確立されていなかった故に、自生地から乱獲されて自然の個体はほぼ絶滅した。
無菌の培養法や栽培が確立された時から次々と新品種が出来ては増殖されを繰り返してウチョウランブームは終わった。

コーデックスも似た状況で成長速度は遅く個体数も多くないものばかりなのに乱獲されている。
特に盆栽趣味に近いものらしくヤマドリ品を異常に有難がるせいで生息数の減少は顕著だろう。
結局はレアだから、クローンではなく世界で一つしかないからというのが価格の高騰を呼ぶ。
上記のものは自然からは探そうと思えばいくらでもあるし、適当な理由をつければそれっぽくなるのでどうとでも出来る。
食虫植物では似たような事が横行しているというのが事実であるが、需要が少ないというのがまだ幸いだろう。
やはり珍しい種類はクローンで大量に増殖させたのを出して市場を麻痺させるしかないだろうね。
実際問題と言うか、現実としては細々とやっていくしかない業界だと思う。
需要も供給も一定ライン以上は増やしてはいけないだろうし。
バブルが起きるような事が万が一でも起きれば焼け野原になっておわり。

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