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8月, 2018の投稿を表示しています

Heliamphora pulchella BCP

 ヘリアンは自生環境の厳しさの割には育てやすいものが多い。 実際問題だいたいの原種が大きなコロニーを築いているのだから分かりやすいとは思うけど。  まあ中南米の高地性植物って大体そんな感じな気がしてきてるけど。 ここらの食虫植物には原種でもピーキーさはどれもないといっても良い。  それでも大前提が狂っていたりジリ貧に陥ってしまったらそれは育たないよ。  こうなんつーか努力する方向性とか工夫すれば何とかなる!みたいな意味不明な自信はどこからやってくるのか理解しかねるけど。

N.rowanae(g) EP

  一応わざわざ検索したりして見に来てくれている方もいるから参考になるような話をするべきなのかもしれないけどそんな話はしないです。 もう置いておけば育つようになっちゃってるし。 あとは写真撮るくらい。 減らせば減らしたぶんだけ精度は良くなるから数は少ない方が良い。 放っておいてたまに見る位の方が楽だし。 こんなグロテスクなもの家に飾って毎日眺めてる人間なんて悪趣味極まるからね。

N.sibuyanensis × flava EP

 ペルタタビロサの記事のトラフィックがやけに多いと思ったら 特別販売の方のが売れてたのね。  昨日新しく出てたのも瞬殺だったぽいし。  結構前から売りっぱなしになってたからあれかと思ってたけど流石に写真でそこそこの上げてれば買う人は買うわな。  あの苗は特別販売で売られていた苗と自分が育てているものは同じ実生の兄弟になる。 今年で三年目になるが大体どれも20センチ以上にはなっている。  あっちで売られていたのはリーフスパン5センチ位だから3年位の間に結構な差が出てしまったようで管理があっていないか成長が遅い苗かのどちらかといったところ。  実生苗は管理の差と個体差がもろに出るのでまあ正直言うと大きくしようとしない限りはいつまで経っても成長させられない。  なので期待して買っても思った通りのものになるとは必ずしも限らないよと言う話。 大体数センチ以上になってればこの苗はどんなふうになっていくかとかは分かるけどね。  山採りなんて以ての外だし誰の影響か実生物が有難がられる傾向だけれども 何が来るか大体わかってる業者のクローンは購入当初の病虫害の心配も限りなく少ないし実際問題はこっちの方が困らないというのが現実じゃない?  どうせクローンでも実生でも交雑してる可能性は両方ともゼロじゃないんだし。

N. peltata 'yellow phantom' x villosa 'Minangkob' No.1

 業者の言うクローンだとか実生だとかの話ってさあ、まともな知識や了見のもと語られてないから色々しっちゃかめっちゃかになってる気がするのよね。  私はめんどくさいのでしません。    だってそもそもそんなの気にする前に育てられてる人の方が少ないし。  正直ばかばかしくなってきている。  マニアなんてこっちから願い下げだし。 あんなんまともな人間だったらああはならないよ。

N ventricosa (f) x tentaculata EP

  大体盆を過ぎる頃には暑さも引いてくるわけで危険なレベルの時期は役1ヶ月半で終わるといった所だろうか。  夏至はとうの昔で日照時間はどんどん短くなってゆく。   正直夏は造作もないと思えるようになった。 発送には不適なので今年はなるべく避けたが。 どちらかというとここから先の季節の方が厄介なので早めに準備しないといけないだろう。        

N. Rokko Exotica x boschiana) x veitchii-Hose Mtns EP

 夏も終わりが見えてきている。 今年は新たな栽培環境を実験していた事もあってか色々興味深い結果を得ることが出来た。 普通に育てる分には地盤が固まった状態で、さしあたってする事もない。 放っておけば育つし特別な世話も必要なくなってきている。    新しい方も同様で管理は放置でも育つことが分かった。 これは非常に楽だし助かる。  私的にはどこまで手をかけずに最高のパフォーマンスで作り上げることが出来るか否かが肝要であって毎日朝昼晩欠かさず面倒を見ないと作れない苗なんてものは個人では不可能でしかないナンセンスなものだろう。  複数の環境で経過を観察している感じからして新環境は実際は月に1度でも稼働や成長に支障が出る事はなく、従来の方も最悪2,3か月はなにもしなくても問題なく成長は続けられる。  というか個人的な仕事の事情や体調不良が生じただけでダメージが入ったり枯れたりするような環境では意味がない。  社会人でない学生時代なんかは面倒を見る時間も取りやすいがそれが社会に出てからも同じように出来るかと言われるとそれはNOだ。  しっかり毎日面倒を見て管理をするというのが出来ればそれは一番良い事なのかもしれないがその先いつまでもそれが続けられるという考えは少し甘く見すぎ。  環境が変わればいままでやってきた当たり前が通用しなくなる事は当然でどんな形であれそれに対処しないといけない。

lepanthes telipogoniflora

 ああ、この手の植物は撮るのが意外と難しい類なのだなと実感する。  レパンテスは半透明の花が特徴的で本種はその中でもとりわけ大きい花を付ける方なので マクロでの撮影はさほど苦労しないかと思ったのだが…。  意外と透けてない。  ストロボ直射で無理やり撮ってもこんな感じ。  ネットで調べてみてもストロボ直射の写真が多くてとてもじゃないけど太陽光の下で撮影されてるものはほぼなかった。   かなり絞って撮影してもこの調子なのでいっそ深度合成しないと駄目そう。  あと小さい分空調の風があると花芽が結構揺れるのでそこも気を付けないといけない。  等倍以上での撮影は結局センサーの小さいTG-5 とかOMDの方が調子は良いのだろうね。

N.pitopangii AW

   意外と、というか当たり前かもしれないけどどの植物に於いても 自分で栽培法に関して鑑みたり試行錯誤したりする人間はネット上には少ない。  正確にはそうしている(いた)人間はネット上にはなじみのない 年齢層だったり殆ど出てこようとしない人物が多いのだと思う。  それかとんでもなく間違った方向性の努力をしているせいではなからお話にならない かといったパターン。  集会とかに関しても同じような感じなので一定の法則はある気はするけど。  前者はそもそも観測が出来ないのでほぼ推測の域を出ない。  後者に関してはこれも憶測になってしまうのだが、食虫植物を育ててみたいという 人自体が植物の栽培と言うものをしたことが皆無ないし ほとんど気を使わなくて良い種類しかやったことがないような人の方が 多いのではないだろうか。  植物の基本的な構造や成長の仕方を学ぼうと調べようとしないが故に起きてしまうミスに気付く事すら出来ないのだと思う。  我々が身近に感じているような植物はそんな気遣いが必要ない位に強かなのだということも実際体感しなければ分かる事もないだろうし。

N.aristolochioides BCP

ネペンの撮影をしていて悪くないと思うのは風の影響を受けにくい事だと思う。 花はかなり振動の影響を受けやすいのでエアコンの風なんかでも容赦なく揺れたりする。  温室の中なんかは風の影響をほぼ受けないので問題ないが外ではかなり厄介。 自分の家の庭なら最悪風よけの板や三脚にストロボ使えば良い時もあるけどこれを外でするのは まず不可能なので根気とか運の良さしかないのだろうね。 ほぼすべての動植物園が三脚、フラッシュ禁止なのは邪魔に他ならないからで こんなのが外で陣取っていたら迷惑極まりないだろうしね。

N.ventricosa-squat × ovata EP

  この交配は5つ位入れてるけど基本的に当たりの良い品種だと思う。 色合いに関してはどうやっても真っ赤になるし襟も発達する。   ピッチャーの形は細長いものも出るのでまちまちだがそう異常なまでの バリエーションがあるわけではない。  日本の35度以上の夏にも耐えられているので特別配慮が必要な交配でもないだろう。 巨大にはなるのでそこは気を付けないと駄目だが。

雑記

マクロレンズの弱点と言うか、結構暗い。 撮りたい写真の関係上手持ちでの撮影が基本になる上花は風にも揺れやすく 構図を取るのが結構難しくなる。 シャッタースピードを上げれば解決するのだが思った以上には上げられない場合が多いだろう。 とりあえず構図を一度決めてから何枚も撮っておいてあとから良さそうな 写真を探した方が無難。 ファインダーでもLVでも外での確認はかなり難しい。 逆にこういった絞りも糞もないようなレンズはいかに雰囲気が出せるかだろう。 変わり種のおもちゃとしてはアリかもしれないがこれの大本や復刻モデルが かなりの値段だと思うと世の中は分からない。 こうしたボケを作るには条件も限られてくるが植物に限りなく近寄って撮影する際には 意外と撮りやすい写真だったりする。 逆光で限りなくシャッタースピードを速く出来るし。

N. edwardsiana red x ventricosa red EP

ブログはネット上での役目をほぼ終えたと言っても良いのかもしれない。 というか日本以外でのブログサービスの利用者をまず見ない。 未だに継続しているのはブログというよりは個人のHPの方が多いかも。 SNSも若年層はtwitterやinstagramのような公開型のものではなくLINEや他の閉鎖型のSNSに移行している傾向が強いらしい。 mixiと同じようなサービスへの回帰というか…SNSはヒトの性質上あまり相性の良いものではなかったというのがあるだろう。

pinguicula tina x emarginata

私的にはムシトリスミレはマジで苦手。 サラセニアは日照あれば良いしハエトリもある程度面倒見てれば大丈夫だけどこいつらは無理。 多分メキピンのバリバリ高地性の原種なんかは球根ベゴニアとかみたいな管理なら楽勝なのだろうね。 日本は雨多いのと夏は暑くて湿度も高いから用土に菌が湧きやすいのがまずいのだと思う。 さして殺菌剤使える植物じゃないし枯れる時は一発だろうからこういうのの維持は大変に違いない。