こないだ行った動物園の飼育員の人のはなしをしようか。
丁度コンドルの檻を見ていた時に出現したそのおじさんはかいつまんで言うと
「動物園の動物の展示は印象付けされた、脚色されたものでしかない」
と言っていた。
まあごもっともな話だわなあと思う。
人間が何かを観察する、定義付をする以上なんらかの指標がないと評価が出来ないのだ。
だから動物園の展示はその指標がある程度ないと成り立たない。
植物どころか何事に於いても同じ事が言えるけど。
食虫植物に置き換えた話をするとこれらに植え付けられたイメージは生き物を捕食するという非常にアグレッシブで獰猛、おどろおどろしさが前面に出ている。実際問題としてはその自生環境以外ではほとんど生きていけないような種類ばかりなのでそういった植物ではない。
植物園の展示なんかで上記のイメージを醸し出すのはかなり難しくてハエトリソウは弄りまわしたらそれこそ枯れるしネペンは巨大なものを作れる施設がそもそも皆無に等しくドロセラが精いっぱいと言った所だろう。
HFC以外ではそうそう出来る所はないし今後そういった所が出るとは思えない。
コメント
コメントを投稿