はじめに
4月11日のアップデートでα7ⅢとRⅢには新機能として動物瞳AFが搭載された。
他にもタイムラプス機能やシャッター半押しでの瞳AFやカスタムボタンにMENUが選択できるようになった等かなり大きな更新になったと言える。
この動物瞳AFに関しては実際動物に対して試してみないと意味がないので休日に日本平動物園に行って撮影してきた。
他にもタイムラプス機能やシャッター半押しでの瞳AFやカスタムボタンにMENUが選択できるようになった等かなり大きな更新になったと言える。
この動物瞳AFに関しては実際動物に対して試してみないと意味がないので休日に日本平動物園に行って撮影してきた。
シロフクロウに関しては瞳AFが反応したものの少し前ピン気味。
横を向いてしまったり首が後ろに回ってしまうと流石にピントは追えない。
白熊には検知しやすいのか良く反応した。
浜松市立の方がより撮影しやすくはあるのでそちらでしっかり試した方が良さそう。
あまり速く動かれると検知しなくなるのでAF‐Cと瞳AFをカスタムボタンに割り当てていつでも使い分け出来るようにしないといけない。
アザラシにも反応した。アシカにはどうなるか不明。
色が黒ぼったい、目と目が離れすぎている生き物には反応が良くない。
ライオンにはほぼ完璧に合う。
例え追従して緑枠が出ていても後で確認したら少しずれている事もそこそこあったので打率は7割以下位に思って撮影した方が良いのかもしれない。
ここらへんに関しては逆にピントが薄い単焦点の方が上手く決まりそうな気がする。
トラはRⅢだと厳しい。模様が多い動物はネコ科でも難しいみたい。
7Ⅲだと撮れている場合があるようなのでこれはAFの性能も関わっているのだろう。
檻のせいで検出出来ないみたい。ジャガーも模様的に多分駄目。
ピューマは寝たままであったが反応した。
動きっぱなしでなければほぼ追従するので使い勝手は良いと思う。
オオアリクイは勿論検出しない。
プレーリードッグにもほぼ確実に検知した。
被写体は近いほど精度が高くなる。
ウサギは駄目らしいがリスには反応すると思われる。
ワラビーはまつ毛が長いせいか検出までに時間がかかった。
割と多くの種類の動物に使えるようだ。
鹿のような眼の離れた動物にもしっかり追従する。
キリンは反応しなかったものの馬にはAFが効くらしい。
低照度でも高感度にすれば瞳AFが作動した。
使い道があるかどうかは不明。
チンパンジーは大人の個体には反応しなかったものの子供のチンパンジーには時間をかければ検知した。
時々耳にAFが引っ張られるようだったが実用的ではあると思う。
まとめ
動物瞳AFを1日使ってみた感想としては
・近距離での犬猫撮影にはかなり効果的そう
・檻越しだと厳しい時がある
・絶えず動き回る動物には反応し辛い
・今の所使える動物はそこまで多くない
こんなところだろう。
RⅢだと少しピントを外してしまう時があるので必ずしも信頼出来る訳ではない。
対応できる動物の拡充はアップデートになるか、後継の機種で追加されていくかのいずれかだと思う。
先行で大型アップデートのあったα9への動物瞳AFの追加は夏ごろなのでそちらの方では対応する動物の種類が増加していたり、精度が上がっている可能性は高いだろう。
無料のアップデートでここまで新しい機能が追加されることもそうそうない。
それともアップデートによる新機能の追加がこれからのミラーレスカメラのスタンダードになっていくのか気になるところ。
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