MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5は結構ピーキーな感じ。 手持ちでのスナップ撮影はかなり気を付けないと手ブレ&ピンボケ写真になる。 その点、同じコシナのマクロアポランター65mmは使いやすくてどこにでも持っていけるようなレンズだったのであれを期待して購入すると痛い目見るかもしれない。 三脚でじっくり撮る分にはヘリコイドも滑らかでフォーカスは楽チンで使いやすい。 大きめのレンズフードもしっかりしていて良いが、未使用時に逆付が出来ないねじ込み式なのでかなりかさ張る。 フードにもフィルターが装着できるのでPLフィルターなんかは先端に付けた方が良さそう。 絞りは根元側に付いていて非常に使いにくい。 多分三脚使用時に右手で回す為の設計のようだが使いづらい。 これがレンズの脱着の時にも邪魔。 コシナのEマウントレンズは総じて着脱が難しいように思える。 肝心の写りに関しては素晴らしいの一言だろう。 Rⅲの画素数に一切負けていないし収差はほとんど見られずや歪曲もほぼない。 ボケは柔らかい感じで65㎜とはまた違った印象。 玉ボケも綺麗そうだけど未確認なのでまた今度。 Eマウントの中望遠マクロはGレンズの90mm以外にはそうないしこれから出るものも限られてくるので選択肢としては面白いと思う。 Gレンズより高いけど。 ただ画角が想像していたよりも狭く商品撮影なんかは対象を選ぶかと思う。 65㎜は割かし万能的な感じだったがこちらはそうはいかない感じ。 さあ外に気軽に持ち出してマクロ撮影するぞーと言う風にはちょっと難しい。 出来るなら小さくても三脚は持って行った方が無難。 レンズフードまで付けるとちょっとした望遠ズーム位にはデカいし。